花の香りに満たされ癒される。沖縄生まれの「美ら花紅茶」
2020.01.23
GOODS紅茶の産地といえば、インドやスリランカなどの外国が有名ですが、ここ沖縄でも栽培されているのを知っていますか?しかも、その品質は国産紅茶コンテストでグランプリを受賞するほど。花のような香りとすっきりとした味わいの「美ら花紅茶」は、自分へのご褒美にも、プレゼントにもぴったりです。
ポットから注いだ瞬間に広がる華やかな香り
美ら花紅茶の特徴は、何といってもその香り。カップに注ぐと、一瞬でその場が花の香りでいっぱいになります。「美ら花紅茶」の代表、上地直美さんはこの紅茶を初めて飲んだ時に驚いたといいます。
「これまで飲んできた紅茶とは香りの高さがまったく違って、紅茶のイメージが変わるほどでした」と上地さん。また、紅茶特有のえぐみや雑味がなく、すっきりとした味わいも好みだったとのこと。アロマテラピーの資格を持つ上地さんは、この紅茶はアロマと同じで、飲む人を癒す力があると確信。生産者のもとで蔵で静かに眠る紅茶に、一口で惚れ込んだのが販売へのはじまりでした。
美ら花紅茶が生まれるのは名護の豊かな山の中
沖縄本島北部、名護市の市街地から一本脇道に入り山の方へ進むと、きれいに刈り込まれたお茶の木が整然と並んだ茶畑が現れます。お茶をつくっているのは、この地で60年以上、緑茶の栽培と製造をしてきた「金川(かにがわ)製茶」です。紅茶づくりに着手したのは約20年前。うまくいかずに一時は栽培をやめた時期もありましたが、現在栽培している品種「べにふうき」と出会ってから試行錯誤を繰り返し、経験を積み重ね、5年ほど前から全国から国産紅茶が集まるコンテスト「国産紅茶グランプリ」で最高賞のグランプリを受賞するまでになったのです。
「お茶づくりを続けていてわかったのは、毎回できあがったお茶の味は同じではないということ。もっと言えば、一日の中でも時間によって変わる。収穫する日の天気や温度、湿度もそうですし、発酵工程のもろもろの条件など、すべてのことが影響するので、同じものはできないんです。でもそれをふまえた上で、いつもおいしいものをつくりたいという気持ちでやっています。」
金川製茶の代表を2年ほど前、父から譲り受けた比嘉竜一さんはそう話してくれました。
日々、畑の様子を確認し、農薬は使わず、ぐんぐん育つ雑草をていねいに刈る。手をかけるべきところに手をかけ、作業効率を上げられるところは上げる。そうしたすべてのことが品質を上げることにつながるよう比嘉さんは考えているといいます。当たり前のことを当たり前のように行い、多くの人がおいしいと思えるお茶づくりを行う比嘉さんからは、飲む人への誠実な姿勢が見えました。
自然の中でのティーパーティー
茶畑を目の前に、美ら花紅茶の上地さんが「こんな自然の中で紅茶が楽しめたら素敵じゃないですか?」とアウトドアでのティーパーティーを開いてくれました。持参したガスコンロと茶器でその場で紅茶をいれると、辺りには「べにふうき」ならではの花の香りがふわりと。自然の中で飲む一杯はいつもとはまた違った味わいで、とても贅沢な時間を過ごせました。外で楽しむお茶会、おすすめです。
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〈美ら花紅茶〉
・クラシックティー/月桃ブレンドティー/ハイビスカスティー
・リーフ缶(30g)/パウチタイプ(ティーバック2包タイプ/5包タイプ)
・リーフ缶(30g)/パウチタイプ(ティーバック5包タイプ)/ アルミ袋タイプ(ティーバック2包タイプ)