沖縄の心を手のひらにのせて、壺屋焼のミニミニシーサー
2018.02.20
GOODS沖縄で魔除けとして昔から人々に親しまれているシーサー。壺屋焼の老舗窯元「育陶園」から、手のひらにのるサイズのかわいらしいミニミニシーサーが届きました。沖縄の素材にこだわり、職人によってひとつひとつ手作りされたシーサーは、一つとして同じものはありません。世界でひとつだけのあなたのシーサーを見つけてください。
シーサーは沖縄の人々の「心」そのもの
沖縄の風景には欠かせない存在のシーサー。ぴんと立った耳にくるくると渦巻いたたてがみからも分かるように、その原形は獅子、つまりライオンと言われています。古代オリエントやインドが発祥の地とされており、シルクロードを伝ってヨーロッパやアジアへと広まり、中国を経て十四世紀ごろに沖縄に伝わったようです。
それ以来、地域や家族を守る魔除けとして定着し、現代に至るまで人々から親しまれてきました。屋根の上や門扉の両側に、また集落の入口などに置かれ、人々を悪霊や災いから守る役割を担ってきました。いわば、シーサーは地域や家族を大切に思う、沖縄の人々の「心」そのものだといえます。
悪いものを追い払う為に、睨みをきかせた表情だったり、今にもかみつきそうな体勢だったり。それなのに、どこかユーモラスで愛らしい雰囲気なのは、土が持つ質感と手作りならではのあたたかみを感じるからかもしれません。
額の「王」の文字に込められた壺屋の誇り
古くから沖縄を代表する陶器のまちとして知られる那覇市壺屋で、1963年の創業以来やちむんを作り続けてきた、壺屋焼窯元「育陶園(いくとうえん)」。沖縄の土と職人の手作りにこだわり、伝統を大切にしながらも、常に使う人のことを考えて、暮らしに寄り添ったモノづくりを行っています。
育陶園のシーサーならではの特徴は、眉間に掘られた「王」の文字。百獣の王の意味と、琉球の王様から授かった壺屋の土地で獅子を生み出しているという意味が込められているそう。
ちょこんと手のひらに乗るかわいらしいサイズは、置き場所を選ばず、おみやげにもぴったりです。沖縄ではよく「主(ぬし)に似る」と言われているシーサー。一匹一匹、微妙な表情の違いや釉薬の濃淡、肉付きや毛の流れを吟味して、あなただけのシーサーを見つけ出してください。