貝との対話からうまれた、自然を感じるシェルアクセサリー
2018.09.20
GOODS沖縄で古くから螺鈿(らでん)細工で使用されてきた夜光貝と、貝ボタンの材料となる高瀬貝。うるま市の浜比嘉島(はまひがじま)に工房兼ギャラリーを構える『kainowa(かいのわ)』では、ひとつひとつの貝と向き合い、貝の中に秘められた自然の美しさを活かしながらアクセサリーを作り続けています。
ひとつとして同じものがない、天然の輝き
まるで惑星を感じさせる、神秘的な輝き。幾重にも重なる模様や、見る角度によってオーロラのように変わる色あい。沖縄の海で育った夜光貝や高瀬貝から、自然を感じるアクセサリーがうまれました。
ひとつひとつ丁寧に磨かれた貝が持つ輝きは、まるで宝石のよう。自然から生まれた素材だからこそ、ひとつとして同じものはありません。
素材の美しさを最大限に際立たせたシンプルなデザインなので、フォーマルなドレススタイルにはもちろんのこと、洗いざらしの真っ白なTシャツに合わせても、品良くナチュラルにまとまります。天然素材ならではの柔らかな色合いは、肌なじみも抜群です。
身につけるうちに、つややかな光沢がマットな質感へと変化していくのも魅力のひとつ。画一的ではない、自分だけのアクセサリーに育てていく楽しみが味わえます
なによりも、貝との対話を大切に
沖縄本島から橋を2つ渡った先にある人口500人あまりの小さな離島、浜比嘉島(はまひがじま)。昔ながらの赤瓦屋根の民家が建ち並ぶのどかな集落の一画に、『kainowa』の工房兼ギャラリーがあります。
北海道出身の川初 真(かわはつ まこと)さんは、元々ダイビングインストラクターとして沖縄に移住しましたが、やがて貝が持つ自然の美しさに魅了され、独学でシェルクラフトの技術を習得。作家として、奥さんの純子さんとともにシェルアクセサリーブランド『kainowa』を立ち上げました。
沖縄で古くから螺鈿細工などの工芸品の材料として利用されてきた夜光貝や高瀬貝は、表面を削り、じっくり磨いていくことで、ごつごつとした外見からは想像もできないような美しい表情を見せてくれます。豊かな自然に囲まれた工房で五感を研ぎ澄ませ、貝との対話をなによりも大切にしながら、内に秘められた美しさを引き出していく日々。身につけることで、人も貝と同じ自然の一部であることを感じてもらえれば―、そんな川初さんの想いが込められています。