屋我地島はちみつ教室&野外バイキング ~ いいモノ探求バスツアー ~
普段から老若男女に親しまれている「はちみつ」。甘くて美味しく栄養素が豊富にある食材と有名ですが、実際にはちみつについて詳しく考えたことはありますか。
はちみつは非常に奥深く、みつばちの生態もよく知ることで、はちみつの面白さを感じることができます。
2019年11月24日(日)に樂園百貨店×リウボウ旅行サービスが企画した、いいモノ探求バスツアー「屋我地島はちみつ教室&野外バイキング」を開催しました。
フルーティーな味わいを感じる唯一無二の「屋我地島はちみつ」。ネイチャーガイドの経験を持つ養蜂家・三浦大樹さんによるはちみつに対する情熱を感じるバスツアーとなりそうです。
「屋我地島はちみつ」の詳細は、「屋我地島はちみつ」についての記事をご覧ください。
デパートリウボウ前から出発。1時間半かけて沖縄本島北部・屋我地島へ向かいます。
当日は天候にも恵まれ、バスツアー日和となりました。
バスツアー参加者一行は、屋我地島に無事到着。
養蜂家・三浦大樹さんと奥さんの藍子さんが出迎えていただきました。
事前に注意事項などを説明し、2つのグループに分かれワークショップがスタートしました。
1つのグループは最初に養蜂体験を行い、もう1つのグループはミツロウバーム作り体験を行うことになりました。
■養蜂体験
養蜂体験では、みつばちの特徴や実際に巣箱の中をのぞいたり、触れたり、蜜を食べたりすることができます。
みつばちは基本的に何もしなければ人を襲ったりはしません。みつばちは自分たちの巣を守るために巣に害を与える行動をしたり、巣の近くでみつばちを手で追い払ったりすると、襲う習性がありますので、防具を装着します。
また、年寄りになった気分で動作を遅くすることによって襲われなくなるようです。
参加者の皆さんは、最初刺されないかと恐怖心があったようですが、三浦さんの説明のおかげで巣箱に近づき楽しみながら説明を聞き入っていました。
みつばちは20日間しか生きられない短い命で、生涯でわずかスプーン1杯分のはちみつしか集めることができません。みつばち達に感謝しながら、はちみつを使用しようと強く感じたと思います。
■ミツロウバーム作り
ミツロウとは、みつばちが分泌した蠟(ろう)のことで、巣から採集し、ロウソクなどに使うことができます。今回は、ミツロウを使った保湿力の高いクリームを作っていきます。
三浦大樹さんの奥様・藍子さんがミツロウバームの作り方の説明をしてくださいました。
ミツロウは、みつばち1匹からスプーン1杯の10分の1しか集めることができないとても希少なものなのです。
ミツロウと肌に馴染みやすい白ごまオイルを溶かし、容器に移し、香り付けとしてラベンダーや柑橘系などのオイルを入れて完成です。
■やんばる野外バイキング
やんばる畑人プロジェクトのシェフ満名さんによる沖縄県産の食材をふんだんに使った料理をバイキング形式で堪能していただきました。
1品1品屋我地島のはちみつが使用されており、ここだけしか食べることができない料理を思う存分楽しむことができたのではないでしょうか。
「沖縄では塩やコショウ、砂糖、味噌などのすべての調味料が作られている全国でも珍しい地域」と満名さん。食材だけではなく調味料も豊富な沖縄だからこそできるものです。
メインディッシュは、島豚のローストポーク。15時間ローストし仕上げに表面を焼き上げた一品。
先ほど巣箱から採取したはちみつを容器に移すまでの過程を披露していただき、普通では見られない光景に参加者も興味深々。
こちらも時間をかけ作ったシェフ特性の屋我地島はちみつを使ったカーブチーレアチーズケーキ。こちらに先ほど取れたばかりの屋我地島はちみつを上からかけて召し上がります。
三浦大樹さんは養蜂を始めて7年目ですが、実は奥様の藍子さんの方が養蜂経験10年と長いとのこと。
養蜂家としてまだまだ未熟だと語る大樹さんですが、これからもミツバチと対話しながら屋我地島ではちみつ作りを続けてほしいですね。
生産者の情熱を心に刻み、自然の恵みを大切にしていきたいと感じるバスツアーとなりました。